TOEFLで60点前後を取ったとき、多くの人がまずこう思います。
「思ったより低い…?」
「これって英語できてないってこと?」
私自身も、初めてこのあたりの点数を取ったとき、正直かなり微妙な気持ちになりました。
120点満点なので、100点満点でいうと50点。テストだとショックを受けるレベルですよね。
でも今振り返ると、TOEFL60点というスコアは、必要以上に低く見積もられがちだと感じています。
この記事では、
- TOEFL60点はどのくらいの英語レベルなのか
- なぜ60点は「難しい」「しんどい」と感じやすいのか
- 次にどんな段階を目指すべきか
を整理していきます。
TOEFL60点はどんな英語レベル?
まず大前提として、TOEFL iBTは120点満点です。
60点というのは、ちょうど全体の真ん中あたり。
感覚的には、
- 英語は「まったく分からない」わけではない
- 簡単な英文や話の流れは追える
- ただし、大学レベルの内容になると一気に苦しくなる
という状態の人が多いです。
ReadingやListeningでは
「読めている気がする」「聞こえている気がする」
一方で、SpeakingやWritingになると
「何をどう出せばいいのか分からない」
そんなギャップを感じやすいのも、このスコア帯です。
TOEFL60点はTOEICだと何点くらい?
よく聞かれるのが、TOEICとの比較です。
正直に言うと、
TOEFLとTOEICは測っているものがかなり違うので、単純な換算はできません。
ただ、あくまで感覚的な目安としては、
- TOEICで700点前後を持っている人がTOEFLを初めて受けて60点前後に落ち着く
というケースはよく見かけます。
「TOEICではそれなりに取れていたのに、TOEFLだと全然ダメに感じる」
これは珍しいことではありません。
TOEFL60点が「難しい」と感じやすい理由
TOEFL60点がつらく感じる理由は、英語力不足というより試験の性質にあります。
理由①:問題形式に慣れていない
TOEFLは、
- 長い文章を読む
- 講義形式の音声を聞く
- その内容を使って話す・書く
という流れが当たり前に出てきます。
学校英語やTOEICにはあまりない形式なので、
内容が分かっていても、点にならないことが起こります。
理由②:時間が常に足りない
TOEFLでは、各セクションで常に時間に追われます。
特にSpeakingでは、
- 準備時間がごく短い
- 話す時間も限られている
という状況で、
「考えてから話す」がほぼできません。
60点前後の人ほど、
「言いたいことはあるのに、間に合わない」
という感覚を強く持ちやすいです。
理由③:「できている感覚」と点数が一致しない
これはかなり厄介なポイントです。
- Readingは読めた気がする
- Listeningも内容は分かったつもり
- なのに点数は伸びない
TOEFLでは、
理解していることと、評価されることが一致しない場面が多くあります。
このズレに慣れていないと、
60点というスコアが必要以上に重く感じてしまいます。
TOEFL60点は「伸び悩み」の入り口
60点前後は、TOEFL対策において一つの分かれ道です。
- やり方を変えずに勉強を続けると、点が止まりやすい
- 一方で、TOEFL向けの考え方に切り替えられると、次が見えてくる
個人的には、
60点は「才能がない」ラインではなく、「やり方を見直す」サインだと思っています。
まとめ
TOEFL60点は、
- 英語力がゼロなわけではない
- ただし、TOEFL特有の要求にまだ慣れていない
- 多くの人が一度は通るスコア帯
という位置づけです。
もし今この点数で止まっているなら、
それは「向いていない」からではなく、
TOEFLという試験をまだ理解しきれていないだけかもしれません。
焦る必要はありません。
ここからどう進むかで、その後の伸び方は大きく変わります。

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