TOEFLライティングは、
「英語で文章を書く力」だけを測っている試験ではありません。
実際には、
- 制限時間
- 出題形式
- 評価されるポイント
この形式を理解しているかどうかで、点数が大きく分かれます。
まず、現行のTOEFL iBTライティングは次の2問構成です。
現行TOEFLライティングの形式
① Integrated Writing
- 読解+リスニング+要約
- 制限時間:20分
- 分量目安:150〜225語程度
② Writing for an Academic Discussion
- 他人の意見を読んで、自分の意見を追加
- 制限時間:10分
- 分量目安:100語前後
この2つは、求められている能力がまったく違います。
Integrated Writingができない理由
要約なのに「自分の意見」を入れてしまう
Integrated Writingは、
自分の考えを書く問題ではありません。
- 読解文の主張
- リスニングでの反論や補足
この関係性を整理して書く「要約問題」です。
にもかかわらず、
- 自分の感想を書く
- どちらが正しいか判断する
- 話を膨らませようとする
こうしたことをすると、
評価ポイントから外れてしまいます。
情報を全部書こうとする
多くの受験者がやってしまうのが、
読んだこと・聞いたことを全部書こうとする
というミスです。
TOEFLが見ているのは、
- 主張と反論の対応関係
- 要点が正しく整理されているか
細かい例や説明は、
多少削っても減点にはなりません。
構成を考える時間を使いすぎる
20分という制限時間は、
考えていると意外なほど短いです。
- 構成を悩む
- 書き始めるのが遅れる
- 最後まで書き切れない
という状態になりやすいですが、
Integrated Writingはほぼ定型構成です。
構成を迷う時間そのものが、
点数を下げる原因になります。
Writing for an Academic Discussionができない理由
エッセイだと思って書いてしまう
この問題は、
いわゆる「エッセイ」ではありません。
- 導入
- 本論
- 結論
を丁寧に書く必要はなく、
短く、的確に、自分の意見を追加する問題です。
エッセイ的に書くと、
- 文字数が多すぎる
- 時間切れになる
- 伝えたい主張がぼやける
という結果になりがちです。
他人の意見に触れていない
Academic Discussionでは、
- すでに提示されている他人の意見
- それに対する自分の立場
この「つながり」が重要です。
自分の意見だけを突然書くと、
- 議論に参加していない
- 文脈を理解していない
と判断されやすくなります。
完璧な英語を書こうとしすぎる
10分という制限時間の中で、
- 文法ミスをゼロにする
- 難しい表現を使う
- ネイティブっぽさを狙う
こうしたことを意識しすぎると、
書くスピードが極端に落ちます。
評価されるのは、
- 意見が明確か
- 議論に適切に参加しているか
- 文が破綻していないか
完璧さよりも伝達力です。
TOEFLライティングは「英作文」ではない
TOEFLライティングで点が伸びない原因の多くは、
- 英語力不足
ではなく - 試験形式の誤解
です。
- Integratedは要約問題
- Academic Discussionは短文意見提示
- 時間は常にタイト
- 構成はほぼ決まっている
この前提を理解したうえで練習するかどうかで、
同じ英語力でもスコアは大きく変わります。
もしライティングに自信がないひとは、作成した英作文をネイティブの人に見てもらうと精度高く仕上げることができます。
※くれぐれも、最近流行りの「生成AIに聞く」というのは避けましょう。あれは自分に都合の良いことしか言わなかったり、ハルシネーション(嘘)が含まれるケースが多いです。
ライティングであればオンライン英会話の添削を無料体験で受けることもできます。こういったサービスを活用して、自身のライティングが本当に正しいかを確認することをお勧めします。
<参考:ベストティーチャー公式サイト>

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